知らないと逆効果に!「歯医者が教える」電動歯ブラシ活用術4つ



子どもにご飯を食べさせて、お風呂に入れて、お着替え、仕上げ磨きをして寝かしつけ……、気がついたら朝になっていた! なんてこともあるママの毎日って本当にやることが多く、自分の歯みがきは二の次になってしまいがちですよね。
でも、やはりきちんと磨かないと気づかないうちにむし歯や歯周病が進行してしまいます。子どものお口の健康のためにも、ママ自身が綺麗なお口でいたいですよね。
そんな、時間のないママにこそオススメなのが“電動歯ブラシ”を上手に活用すること。今回はそのコツ4つを、ママ歯科医師でもある筆者がご紹介します。

■Point1:歯医者さんにセレクトしてもらう
電動歯ブラシは種類が多く、また高価なものですよね。ですから、自己判断ではなく、お口の状態に合ったものを歯科医院で相談してから購入した方が安心です。というのも、手みがき用の歯ブラシに比べて電動歯ブラシのヘッドは大きいものが多いので、合っていないヘッドだと届かない箇所も出てきてしまいます。
また、むし歯予防、歯周病対策、ホワイトニングなど、目的によってオススメな電動歯ブラシも違ってきますので、一度オススメを聞いてみましょう。

■Point2:選ぶときは「重さ」「にぎりやすさ」などチェック
選び方のポイントは、実際に手に持ってみて重さをチェック。毎日使うものなので、「重いな~」「にぎりにくいな~」といった直感は大事です。
次にヘッドを手の甲に当てて動きをチェック。ヘッドの大きさや振動が大きすぎないか、磨きたい部分にしっかりと当たる毛先かを確認します。

■Point3:お口の中をイメージしながら磨く
どんなに高価な電動歯ブラシでも、ただくわえているだけで隅々まで磨くことができるわけではありません! まずはしっかりとリスク部位を通常の歯みがきで磨けるようになってからの導入をオススメします。
電動歯ブラシは口を開けて磨くと唾液が飛び散るため、手みがきのように鏡を見ながら磨くことができません。自分の歯並びをイメージしながら、“今どこの歯の面を磨いているのか”イメージしながら磨くとよいでしょう。

■Point4:朝か夜のどちらかに取り入れる
朝か夜の、より忙しい方のどちらかに電動歯ブラシによる歯みがきを取り入れると時間短縮になります。1日のうちで一度は面倒でも通常の手みがきで磨いてほしいですね。それはやはり“小回り”が小さなヘッドの手みがき用歯ブラシの方に軍配が上がるからです。電動歯ブラシが届きにくい場所、ザラついていると感じる場所を手みがきで補いましょう。

電動歯ブラシを過信しすぎて手みがきよりも磨けていなかったらもったいないですよね。電動歯ブラシをうまく利用するコツを掴んで忙しい毎日でも健康に過ごしましょう!